「今月から金の管理は別々にしよう。お前を養うのはもううんざりだ」――夫・健二の言葉に、月収50万円の里見は笑顔で同意した。 実際には、毎週押しかける義家族9人分の食事を作り、残りまで持ち帰らせ、その食費だけで年間72万円以上を里見が負担していた。 そこで彼女は夫の望み通り、食費も家事も「各自責任」に完全変更。自分には豪華な料理を作る一方、健二は料理も生活管理も満足にできず、わずか2日で元に戻そうと言い出す。それでも里見は譲らなかった。そして3週間後、いつものように無料のご馳走と持ち帰り料理を期待して義母たちが訪れる。ところが食卓に並んでいたのは、茹でてもいない乾いたパスタだけ。 「別々に管理するんですよね?」――その一言をきっかけに、夫も義家族も、自分たちが長年当然のように受け取ってきた“妻の金と労働”の本当の価値を突きつけられることになる――。