"家計を分けた夫と、義家族の食事代72万円" 第13話
しかしそれは、普段族全員のために買っていたような材ではなかった。
今はただ、私自が好きなもの、べたいものだけをカゴに入れた。
健が「ゴムみたいだ」と言って嫌がっていた、きくて派なエビ。1キロで6000円。
健が「美しくないだ」と呼んでべるのを拒否していた、良く熟れたアボカド。
健が匂いを嗅ぐだけで顔をしかめていた、いフランス産のブルーチーズ。400グラムで2500円。
鮮での綺麗な鯛のフィレ。1キロあたり4000円のものを1.3キロ買った。
鮮やかな緑のアスパラガス。1束1200円。
鮮なラズベリーとブルーベリーのさなパック。各800円。
ベルギー産の板チョコレート3種類。1000円。
悪くない品質のワインを1本。4000円。
私が番好きな品種のコーヒーカプセルを1パック。2800円。
りのいエキストラバージンオリーブオイル。2000円。
パルメザンチーズを1塊り。1800円。
そのに、鮮な野菜、ハーブ、果物、級ブランドのヨーグルト、美しいガラス瓶に入ったミネラルウォーターも買った。
レジで精算すると、額は2万3700円と相当な額になった。
私はしのためらいもなく、クレジットカードで決済した。
これは私自のおであり、私はこれを私の幸福のために使うのだ。
私がに帰ると、約束通り健はすでに帰宅していた。
彼は非常に暗い顔をしてソファに座り、無言でスマートフォンを見ていた。
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私はい買い物袋を持って彼のを通り過ぎ、キッチンへった。
彼は私を伝おうとしてちがりもしなかった。
私は買ってきたものを取りし、理し始めた。
エビと鯛のフィレは、以はあまり使っていなかった凍庫のの段に入れた。
もちろん、保袋には「里見」とかれたるいピンクのステッカーをしっかりと貼った。
アボカド、チーズ、野菜、ベリー類は蔵庫の別の棚に入れた。
やはり、すべての物にステッカーを貼った。
チョコレート、コーヒーカプセル、いオリーブオイルも同様だった。
私は帰りに活用品に寄り、さな扉付きの棚キャビネットを買ってきていた。
箱からそれを取りし、キッチンですぐに組みてて隅の壁際にてた。
蔵保が必ない料品は、すべてそのキャビネットのに移し替えた。
私はキャビネットの扉を閉め、あらかじめ買っておいたさな京錠を取り付けてロックした。
京錠の鍵は、細いネックレスのチェーンに通して自分の首にかけた。
ちょうどその、健が様子を伺うようにキッチンに入ってきた。
彼は隅にある京錠がついたキャビネットを見て、目を丸くしてそれをじっと見つめた。
「これ、また何だよ」
私は振り返って答えた。
「私の料品キャビネットよ。誰かが違ってのものをべてしまわないように、京錠までかけたの」
健は呆れたような声をした。
「本気か?」
私は真顔で頷いた。
「別々におの管理は、確な区分を求するでしょう。私は、な誤解がじるのを望まないわ」
健はを抱えるようにして言った。
「里見、お正気か?」
「分にね。あなたは、夕にべるもの買ってきた?」
健はを閉ざし、沈黙した。
彼は退勤に、本当にスーパーにち寄ったのだ。
しかし、普段料理をしない彼は、広い内で何を買えばいいか全く分からず、途方に暮れてち尽くしていたらしい。
結局彼が買ってきたのは、番調理が簡単そうなものだけだった。
凍餃子を1袋。
パン。
バター。
番いソーセージ。
マヨネーズ。
全部で約1500円を使っていた。
今、そのすべてが蔵庫の1番の段に、見すぼらしく縮こまるように置かれていた。
私は凍庫から買ってきたばかりのエビを取りし、解凍させた。
エビが溶けるのを待つ、アボカド、ミニトマト、レタスをに切り、鮮なルッコラを加えた。
解凍したエビは、オリーブオイルにみじん切りのニンニクとレモン汁を入れてフライパンでばしく炒めた。
それをレタスのに乗せ、アボカドとトマトを美しく添えた。
からオリーブオイル、レモン汁、マスタードで作った特製ソースをかけ、パルメザンチーズをたっぷりと削って乗せた。
グラスにえたワインを杯注ぎ、完成したサラダをトレイに乗せた。