"家計を分けた夫と、義家族の食事代72万円" 第27話
もはや彼を完全に信頼できなかったからだ。
そして信頼なしには、真の親密はしない。
半が過ぎ、1が過ぎた。
私たちは依然として緒で、争いなく平穏に暮らした。
健は引き続き努力し、私は引き続き距を置いた。
秘密の積座は、どんどん増えていった。
200万円。
250万円。
300万円。
ある、健が尋ねた。
「里見、いつかは俺をから許してくれる?」
私は彼を見つめた。
「私はあのにあなたを許したわ。でも、許すということが『忘れる』というではないし、再び『信頼する』というでもないの」
「なら君は、俺を信頼していないということを、以のようにはね」
「……」
「その信頼を、取り戻せるだろうか?」
「分からない。分、無理でしょう」
「なら、私たちはなぜ緒にいるんだ?」
私は考え込んだ。
「習慣のせいね。分、悪くないから。婚は複雑だし」
「でも、あなたはもう私をしていないんだね」
「してるわ。でも、以と同じではない。よりなく、よりたく」
健はをうなだれた。
「俺がすべてを台無しにした」
「うん。そして、直せないの。分、そうでしょうね」
私たちは沈黙した。
並んで座っていたが、各自全く違う世界にいた。
健は、自分が私を永に失ったということを悟った。
私が物理には横にいても、にはすでにっていた。
そしてそれが、彼の過ちに対する代償、彼が見せた信に対する代償、取り返しのつかない言葉に対する代償だった。
彼は許しを得たが、を失った。
そしてそれは、取り返しのつかない損失だった。
私は引き続きき、働き、料理し、を世話した。
表向きには何も変わらなかったが、内面に私はすでに自由だった。
この結婚から、に完全に自由になった。
私はただ同、習慣、彼をこれ以傷つけたくない気持ちのために残っていたが、そこに盲目なはもはやなかった。
そしていつか、私はる力を見つけるだろう。
今ではなく、でもないだろうが。
いつかは。
なしできることは、能だから。
そして私は、いつまでもするような女ではなかった。