"家計を分けた夫と、義家族の食事代72万円" 第17話
彼はオーブンの源を入れ、温度を最に設定した。
そして、買ってきた凍品を、当たり次第にすべて同にオーブンのへ入れ始めた。
ピザは1枚の鉄板に。
チキンウィングは別の鉄板に。
ポテトは3枚目の鉄板に。
温度や焼きなど全く無して、すべてのものを同に加し始めた。
私はをむためにキッチンに入ってきたが、この目を覆いたくなるような惨状を見て、で笑ってリビングへていった。
健はキッチンの真んで独楽のようにくるくると回りながら、オーブンの扉をけたり閉めたりして焦っていた。
結果として、あるものは焦げ焦げになり、あるものはが凍った焼けのまま残っていた。
正確に午1。
玄関のインターホンが鳴った。
私が玄関へき、ドアをけた。
ドアのには、帰り用の空の保容器が量に入ったきなバッグを持った良子さん、結、そして3の子供たちがっていた。
義母が玄関を入ってくるなり、をくんくんとさせた。
「匂いがちょっと変ね。里見、何作ったの?」
私は静かに微笑んだ。
「何もしていませんよ。こんにちは。どうぞ入ってください」
良子さんは、私の言葉が理解できないというように私を見つめ、リビングへ入っていった。
彼女は、本を持って再びソファに座った私を見て、目を丸くした。
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「あんた、お客さんが来たのに曜に本なんか読んでるの?」
「はい、読んでます。とても面い本なんですよ。入って座ってください」
健の族は戸惑いながらもリビングに入り、ソファに座った。
子供たちはいつものように、すぐにおもちゃがある部へっていった。
と結は、穏な空気をじ取って顔を見わせた。
普段なら、彼らが到着する頃には卓に豪華な料理がすでにえられていたのに、今はダイニングテーブルのは空っぽだった。
健が、汗でびっしょりに濡れて真っ赤になった顔で、キッチンからびしてきた。
「さあさあ、できましたよ。準備します」
彼は、オーブンからした料理の皿を運び始めた。
しかしそれは、スーパーで購入したプラスチック容器やアルミトレイのまま置かれた代物だった。
彼はがなく、それらをまともな器に移し替えもしなかった。
テーブルに置かれたのは、半分が黒焦げで半分が焼けの凍ピザ。
あるものは表面が焦げていて、のものはがカチカチに凍っているチキンウィング。
解凍に失敗して塊の糊のように固まってしまったフライドポテト。
運ぶ途で落としたのか、ご飯が方方に散らばった無惨な巻き寿司。
このすべてが、卓のに乱雑に並べられた。
良子さんは、この信じがたい景を驚愕しながら見つめた。
「息子よ、これあんたが料理したのかい?」
健は目を逸らした。
「はい。まあ、買って温めました」
良子さんは私の方を向いた。
「里見は。里見は料理しなかったの? なぜ?」
私は本からゆっくりと目をし、義母を極めて落ち着いた目で見つめた。
「私たち、別々におの管理をしてるじゃないですか。覚えてますか? 3週に、私にそれがどれだけ楽かにおっしゃいましたよね」
良子さんは言葉を失った。
「健さんが、お義母さんのアドバイスを全面に受け入れました。今、私たちは各自責任を持っています」
私ははっきりと宣言した。
「私は私のおで、私のために料理します。そして健さんがお客さんをもてなしたいなら、自分のおで料理するんです」
良子さんは慌てて反論した。
「でも、でも私たちは族じゃないか。お義母さんは健さんの族でしょう」
私は頷いた。
「ええ。そして彼は、お義母さんにいくらでも使えますよ。自分のおでね。私はそれに反対しません」
私はたく微笑んだ。
「でも、私のおは私のおです」
良子さんはをパクパクといたが、返す言葉が見つからなかった。
が状況を理解し、こらえきれずにふっと笑った。
結も笑いをこらえるために、必に自分の唇を噛んだ。
事は、鉛のようにい沈黙ので始まった。
みんな、承承といった様子で卓に座った。
パックのままされたサラダは、信じられないほどまずかった。