在宅勤務で人と話す機会が減った34歳の直人。毎週木曜日、ヤクルトを届けに来る彼女との短い会話が、いつしか何よりの楽しみになっていた。ある雨の日、濡れた彼女にタオルを差し出すと、思いがけない言葉がこぼれる。「昔から、そういうところは変わらないね」。彼女は、22年前の同級生だった。小さな親切の記憶から、止まっていた2人の時間がゆっくり動き始める。
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