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完結第16話
10年逃亡した父の未開封400万
「夫に逃げられた可哀想な母」が病死した。団地の遺品整理中、靴箱の底から出てきたのは、十年前「金を奪って愛人と蒸発した」はずの足の不自由な父の作業靴と、手つかずの労災補償金四百万円。なぜ父の靴がここにあるのか? 母が十年間払い続けた父の国民年金、不自然な大量の消石灰。町内会長が血相を変えて迫る中、私は「聖母」と呼ばれた母の恐るべき素顔と対峙する。裡の顔|真相|遺體発見|行方不明|親子関係2.3万字5 503 -
完結第17話
七年消えた母と五千万の温室
7年前の豪雨の夜、2000万円と共に車ごと姿を消した母。世間から「家族を捨てた悪女」と叩かれる中、傷心の父と私を救ったのは母の親友だった。だが、解体された有料道路の旧監視カメラに映っていたのは、母の車を運転する“親友の手首の火傷痕”。母は逃げてなどいない。父が裏庭に建てた決して入れない温室花房、その分厚いコンクリートの台座を見つめながら、娘は親愛なる偽善者たちへの反撃を誓う。裡の顔|真相|遺體発見|行方不明2.6万字5 3507 -
完結第10話
十八年間、壁の中にいた妻
新婚旅行の翌朝、二十六歳の愛妻が忽然と姿を消した。姑は「荷物をまとめて逃げた」と冷たく言い放ち、近所から疑惑の目を向けられながらも、夫は十八年間荒れ果てた家で妻の帰りを待ち続ける。だが、生家の解体工事中、壊された壁の奥から、セメントで塞がれた妻の旅行鞄が転がり出た。「持って出たはずの荷物が、なぜここに?」十八年間の嘘が崩れ去り、男は母が封印した真実へと走り出す。ミステリー|真相|遺體発見|行方不明1.6万字5 339
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