"18年介護した義母が亡くなった翌日、私は横領犯にされた" 第10話
むしろ、義妹の由加里氏による窃盗および横領のを、母親自が証してしまっている」
「……ですが、先」
私は胸の奥に引っかかっていた、最のトゲをにした。
「申述の付は、です。の段階で娘を疑っていた義母が、なぜヶのの直に、私を犯に仕てるような申述を残したのでしょうか。あのには、私を追いすためだとかれていました。でも……それだけで、ここまで辻褄のわない作をするものでしょうか」
佐伯弁護士の目が、すっと細くなった。
「さん。の、お義母様の医療記録はお持ちですか?」
「いえ、病院の詳細な護記録までは……」
「今すぐ、証拠保全の続きをかけましょう。あるいは、あなたが成見や代理として関わっていた期の記録として、病院に直接示を請求するんです。、故がどのような病状だったか。識レベルがどれほどだったか。それが、このパズルの最のピースになります」
背筋が、ゾクリと粟った。
。 あのは、義母が危篤にい状態に陥り、私が夜通し病で酸素マスクの管を握りしめていた期だ。 義母のは、たく直し、自力でペンを握ることなど到底能な状態だった。
「……わかりました。病院へきます」
「ええ。委任状をいてくだされば、私も同します。
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の法はいつですか?」
「来週の曜です」
「はありますね」
佐伯弁護士は類を素くファイルにまとめ、ちがった。
「さん。これは単なるの潔の証ではありません。あなたを踏みつけにし、最は犯罪者に仕てて放りそうとした連に対する、徹底な反撃です。加減は必ありませんね?」
「ええ」
私はちがり、くをげた。
「誰、許す気はありません」
翌、私は療養型病院の院にいた。 佐伯弁護士を伴い、法定代理としての正式な示請求を突きつけると、病院側の対応は迅速だった。 医療過誤を疑われたくない病院側は、弁護士のち会いのもと、佐子さんの詳細なカルテと々の護記録を印刷して差ししてきた。
の護誌。
『午分、SpO2。酸素吸入始』 『午、識レベルJCS III-100。刺激しても覚せず』 『午、主治医より族(女・由加里氏)へ病状説。篤な状態が継続』 『午分、由加里氏、単で病に入。分ほど滞』 『午分、由加里氏退。その際、ナースステーションに対し「母が眠っているので静かにしてほしい」と申しあり』
午分。 識レベルJCS III-100。 それは、「呼びかけに対してまったく反応せず、い痛み刺激を加えてかろうじて払いのける作をする」
という昏にい状態だ。
そんな状態のが、自らので弁護士を呼び、理然とした申述を作成し、署名押印できるはずがない。
「……由加里だ」
声が震えた。 りではない。ぞっとするほどの戦慄だった。
の午半、由加里は昏状態の母親の病に忍び込み、あらかじめ用していた申述に、義母のかない指を持たせて無理やり実印を押させたのだ。 あるいは、識のない母親の震えるにペンを持たせ、文字をなぞらせた。
義母が私を嵌めたのではない。 義母はの段階で、娘の借を隠蔽し、私を追いす算段を確かにてていた。 だが、その計画を実際に「極刑」のレベルまで引きげ、母親のの瞬を偽造類で汚したのは――ならぬ、実の娘の由加里だったのだ。
母親は娘を守るために私を罠にかけ、娘は自分の保のためににゆく母親の肉体を利用した。
これが、の「誇り」の正体。 これが、私が尽くしてきた族の、真実の姿だった。
カルテのコピーを抱え、病院の正面玄関をた、初のたいが頬を打った。 のがく垂れ込め、の枯れ葉がアスファルトを擦る乾いた音をてている。
スマートフォンが震えた。 からのLINEだった。
『親戚への連絡はすべて済んだ。来週曜、に菩提寺の控に来い。
余計な荷物は持ってくるな。由加里が用したにサインすれば、百万の半分は俺が何とかしてやるから、絶対に揉め事を起こすなよ』