"「お前のために断ってやった」母の仕送りを7年捨て続けた夫" 第4話
『学のときの絵の具セットとか、賞状とか、そんなガラクタ持って帰ってきてどうするの? このに置く所なんてないよ。何も見にってすらいなかったくせに、捨てるとなると急に惜しくなるの、おの悪い癖だよ』
「ガラクタじゃない……!」
『ガラクタだよ。過の遺物だろ』
ピシャリと、言葉で叩かれたような衝撃があった。
『おさ、もう結婚して目なんだよ? 今は川のなんだよ。いつまで実の子供部に縛られてるわけ? いい加減、自分の今の活を番に考えなよ』
ので、何かがぷつんと音をてて切れた。
川の。 今の活。
「……じゃあ、なんで拓さんは毎のように実に帰ってるの?」
私の声は、自分でも驚くほどく震えていた。
『は?』
「お義母さんのには、毎第何曜って決めてご飯べにってるじゃない。このだって、お義母さんが『掃除用のしい掃除選んで』って言っただけで、週末丸潰して付きってたよね。それは川のだから良くて、私の実はガラクタだから捨てろっていうの?」
『うちの親父がくなって、お袋が暮らしなのはってるだろ! で分でける距と、幹線使わなきゃいけない野を同じにするなよ!』
「距の問題じゃない!」
叫んでいた。 結婚して、夫に対してこんな声をしたことなんて度もなかった。
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「私の親だって歳をとってる! お父さんは腰を悪くして仕事も減らしたの! れだって危ないから壊すことになったの! それなのに、なんで私には何もらせないで、から全部シャットアウトするのよ!」
荒い息がリビングに響く。 話の向こうで、夫がく、たい息を吸い込む音がした。
『……落ち着けよ。ヒステリー起こすな』
吐き捨てるような、見した声。
『たかが漬物の箱が届いただけだろ。何をそんな騒ぎしてんの? がわからない』
「……たかが、じゃないよ」
『曜の夕方には帰るから。週末はリビングの具、見にく約束してただろ。予約も入れてあるんだから、余計なこと考えてないで、その箱はさっさと片付けとけよ。匂いが移るから』
「曜は、けない」
『……は?』
「私、、野にくから」
話の向こうの空気が、凍りつくのがわかった。
『……お、何言ってんの?』
「の朝番の幹線で帰る。れの片付けもするし、お父さんとお母さんに会ってくる」
『勝なことすんなよ!』
夫の鳴り声が受話器を震わせた。
『具の予約はどうすんだよ! おさ、俺が張でいないのをいいことに、何勝な真似してんだよ! 野まで往復いくらかかるとってんの? そんな無駄使う余裕がどこにあるんだよ!』
「私のおでく。私の料からすから、拓さんには円も迷惑かけない」
『そういう問題じゃないだろ! 夫婦の予定を勝にキャンセルしてまでくようなことかよ! 野なんて、正にけばいいだろ!』
「正なんて、ここ何もってないじゃない」
私は静かに言った。
「毎、末始は拓さんの実に泊まって、親戚の挨拶回りに付きって……私の実には『が危ないから』『幹線が混むから』って、度もかせてくれなかった」
あのはいつも、もっともらしい理由を並べていた。 で事故に遭ったら危ない。 末始のチケット代はすぎる。 うちの親族が集まるから、男の嫁として顔をさないと世体が悪い。 全部、正論の仮面を被せた、私を実からざけるための壁だったのだ。
『……くなら勝にしろよ』
夫の声が、底れずたくなった。
『その代わり、俺は迎えになんてかないからな。曜の朝、仕事に遅刻したり、のことが疎かになったりしたら、タダじゃおかないからな』
「……最初から、あなたに頼むつもりなんてないから」
そう言って、私は夫の返事を聞かずに通話を切った。
部のに、苦しい静寂が戻ってくる。 スマートフォンを持つが、刻みに震えていた。 の奥で、まだ自分の臓がドクドクと警鐘を鳴らしている。
私はに落ちていたを拾いげ、胸のに抱きしめた。 母の跡。 何もかけて、夫ので切り刻まれてきた、あののとい。
ちがり、スマートフォンの画面をタップして、JRの予約サイトをく。