"私のカードを盗んだ義母が、夫の隠し口座で120万円使った" 第4話
私は力の抜けた体を、狭い斎の子の背もたれにゆっくりと預けました。
あまりもの衝撃に、瞬に息が詰まりました。
この3、京のマンションのを貯めるためだと言って、博之は毎たったの5万円しか活費を私に渡してきませんでした。
残りの料はすべて、学代の奨学の返済や、社内での脈作りのための交際費に使わなければならないと言い訳ばかりしていたのです。
博之はではいつも、首元が伸びて毛玉だらけになった古いシャツを着ていました。
私のでは、やれ物価ががっただの、同僚とのみ代を払うのが怖くて誘いを断ってきただのと、毎みじめな泣き事ばかり並べていたのです。
それなのに今、この男はこの秘密の隠し座に、1200万円ものをちゃっかりと溜め込んでいました。
これは法な妻である私の目を完全に欺き、いざとなればいつでも1で持ち逃げできるように準備された、結婚活における悪質な隠し財産でした。
私はののブラックカードを、指の関節がくなるほどく握りしめました。
いカードの角がい込んだ差し指に、くっきりとい跡が残りました。
私はちがってリビングに戻ると、自分の財布をき、普段は交通系ICカード能だけを使っていた利用止寸の古いクレジットカードを取りしました。
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そして斎へ戻り、その古いカードを博之のスケジュール帳の元のページのに挟み込みました。
代わりに、博之の1200万円の座に直結したブラックカードを、玄関にある私のトートバッグので1番目つ内ポケットへと差し込みました。
つまり、お義母さんがさっき盗んでいった私の緑の与カードが元々入っていた、まさにその所に押し込んだのです。
すべての作業を終えた私は、斎の引きしを静かに元通りに押し込みました。
鍵がずれていたあの1mmの隙まで完璧に再現して、私は静かに斎のドアを閉めました。
翌の午、再び玄関でガチャリと鍵をける音がして、錆びた鉄のドアがきました。
お義母さんが片に赤いビニール袋をぶらげて、が物顔でリビングに入ってきました。
お義母さんはビニール袋をダイニングテーブルのにポンと投げしながら、わざとらしい調で言いました。
「昨はあまりにも急いで帰ったもんだから、この乾燥ワカメを渡すのを忘れちゃってね。婦会の奥様からもらったんだけど、うちのに置いてあっても荷物になるだけだから、あんたが噌汁にでもしておべ」
そう言いながらも、お義母さんの線は、リビングのソファのに無造作に置かれた私の黒いトートバッグをチラチラと落ち着きなく追っていました。
の夜、お義母さんは盗んだ私の与カードで現を引きそうとして、カードがキャッシュディスペンサーで使える状態ではないか、あるいは今のうちに元に戻して証拠を隠滅し、からの沖縄旅の直に別の決済用カードを抜き取ろうと企んで戻ってきたに違いありません。
私はキッチンからてくると、お義母さんの線に気づかないふりをして軽くをげました。
「ありがとうございます、お義母様。ちょうど今、果物を洗おうとって洗面所にくところでした。どうぞし座ってお待ちください」
お義母さんはソファから目を逸らし、邪魔者でも追い払うようにをヒラヒラと振りました。
「ああ、そうかい。ならくっておいで。ノロマみたいにもたもたしないでおくれよ」
私は素直に頷き、お義母さんに背を向けて洗面所へと入りました。
しかし、洗面所のドアを完全には閉めず、指2本分ほどの細い隙をわざとけておきました。
私はの蛇をいっぱいにひねり、に置いたプラスチックの桶にが勢いよく流れ込むままにしておきました。
そしてドアの細い隙から、リビングにいるお義母さんの様子をじっと観察しました。
お義母さんは私が洗面所に入ったのを確認するなり、ソファのへとりでづいていきました。