"私のカードを盗んだ義母が、夫の隠し口座で120万円使った" 第1話
お義母さんは私のクレジットカードを盗みました。
私はその事実に気づいていましたが、あえて気づかないふりをしました。
なぜなら、そのカードは夫の博之が財産を隠すために作った秘密のカードと、もってこっそりすり替えておいたものだったからです。
私のカードだとい込み、お義母さんはウキウキと浮きって沖縄の免税で豪遊していました。
しかしその直、息子の博之から1本の話を受けたお義母さんは、瞬にして国から獄へと突き落とされることになります。
京の都にマンションを借りるため、私はこの3、毎おにぎりだけでしのぐ節約活を続けてきました。
それなのに、お義母さんは者の特権だと言わんばかりの態度で、私のバッグを勝に漁ったのです。
嫁のカードを奪い、沖縄の免税で友たちに級バッグを買い与えれば、気のい嫁の私ならただ泣き寝入りするだけだと見くびっていたのでしょう。
けれども残ながら、お義母さんはる由もありませんでした。
の夜、私がそのカードを、ケチな実の息子が隠し持っていたブラックカードとすり替えていたことなど、にもっていなかったはずです。
スマートフォンの画面に120万円括払いの通が鳴り響いた、果たしてうちの派な夫の血圧は持ちこたえられるでしょうか。
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物語は、川崎にある築40の造アパートのから始まります。
そこはい壁越しに隣の部の活音が筒抜けになるような、狭くて古い部でした。
たい隙が吹き込む窓枠が、を受けるたびにガタガタと乾いた音をてています。
のから汚れたが窓ガラスにび散り、ただでさえ暗い部のをさらに半分ほど遮っていました。
私は狭いキッチンにち、最に残ったおにぎりの半分を無理やりみ込みました。
え切ってパサパサになったお米が、乾いた喉の奥に引っかかります。
私はコップにを注ぎにく代わりに、目のに置かれたプラスチックのお弁当箱をに取りました。
そして、隅に1切れだけ残っていた沢庵の切れ端をつまみげ、シンクのへと放り投げました。
私は線をげ、シンクのすぐ横に置かれた古い卓カレンダーを見つめました。
来の3のところには、赤いペンでくっきりと丸印がつけられています。
そのは、この古びたアパートの部の賃貸契約が切れるだったのです。
京の都にあるベランダ付きのマンションへ引っ越し、そのを貯めるため、私はこの3、で1000円以のランチを1度もべたことがありませんでした。
役所で働く方公務員として毎もらう決まったお料から、マンション資のための定期預を差し引くと、活費として元に残るおはスズメの涙ほどしかありませんでした。
その、玄関のドアのから、廊を踏みしめるたい音が聞こえてきました。
続いて、錆びた鍵穴に鍵を差し込んで回す属音が部のに響きます。
ガチャリという音とともに鍵がき、私の肩がビクッとさく張りました。
私たちのに無断で鍵を作って持ち歩いているのは、お義母さんの幸子ただ1だけです。
いドアが押しけられ、の廊のカビ臭さをまとったたいが玄関へと流れ込んできました。
お義母さんは着ていた茶のコートも脱がず、あろうことか靴を履いたままがり框を越えてきたのです。
そして、私に目もくれず、狭いリビングへとズカズカと慮のないを踏み入れました。
私は慌ててエプロンで濡れたを拭きながら、お義母さんに向かってくをげてを譲りました。
「お義母様、いらっしゃいませ」
お義母さんは私の顔を見ようともせず、挨拶も無してまっすぐキッチンの蔵庫へと向かいました。
お義母さんが蔵庫のドアを勢いよくけ放つと、からたい気がふわっと溢れします。
そのゴツゴツとした慮のない指が、数段しかない棚をひっくり返すように乱暴に漁り始めました。