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"「2階は貸さない」と告げた母と、解約済みの息子夫婦" 第18話

初めて断られた夕方

結さんがみ始めてから、2週ほど経った。

私たちはしずつ、お互いの活に慣れていった。

朝は、結さんが先に学へかけるもあった。

私が散歩から戻る頃、玄関に靴がない。

そんなは、学へったのだと分かる。

逆に、私がかける、2階からまだ物音がしないもあった。

実習で疲れているのだろう。

私は声をかけずにをた。

ある曜の夕方、私は結さんへ声をかけた。

「結さん、今は夕飯におでんを作ったんだけど、よかったらしべる?」

結さんは階段の途でち止まった。

「ありがとうございます。でも、今は学の友達と事の約束があって」

私はうなずいた。

「そうなのね」

結さんは申し訳なさそうに言った。

「せっかく誘っていただいたのに、すみません」

私は笑った。

「謝らなくていいのよ。約束があるんでしょう」

結さんはほっとした顔をした。

「ありがとうございます」

そしてかけていった。

私は台所へ戻った。

おでんの鍋には、根と卵が入っていた。

しめに作っていたけれど、翌もべられる。

私は鍋のをめた。

議なことに、断られても嫌な気持ちはしなかった。

最初から、結さんには自分の予定があると分かっていたからだ。

私も、断っていい。

相も、断っていい。

そう決めておくと、暮らしはずいぶん楽になる。

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翌、結さんが台所で言った。

「昨のおでん、まだありますか?」

私は笑った。

「あるわよ」

「もしよかったら、今しいただいてもいいでしょうか」

私は鍋を指した。

「温めてべてね」

結さんはうれしそうに笑った。

「ありがとうございます」

私はその様子を見ていた。

昨はべられない。

今はべたい。

それだけのことだ。

断られたことを、相への拒絶だと受け取る必はない。

私はそんな簡単なことを、72歳になって改めて学んでいた。

そのの夕方、美穂さんから話が来た。

「お義母さん、来週の曜、陽菜をお願いできますか」

私はカレンダーを確認した。

「何から?」

「午4から6半頃までです」

私は予定を見た。

そのは、友との用事が入っていた。

「ごめんなさい。そのは難しいわ」

話の向こうで、美穂さんがし黙った。

私は続けた。

「曜なら、午4から5半までは預かれるけど」

美穂さんは答えた。

「ありがとうございます。曜は、隆之さんともう1度相談してみます」

私はうなずいた。

「そうしてちょうだい」

話を切った、私はカレンダーへ目を戻した。

以なら、私が予定をかしていただろう。

でも、今は違う。

伝えるを伝え、無理なは断る。

それでも、族とのつながりが切れるわけではない。

私はカレンダーを閉じた。

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