"「2階は貸さない」と告げた母と、解約済みの息子夫婦" 第12話
にいた暮らしの約束
2回目の面談では、より具体な条件を確認した。
さんはきなをテーブルに広げた。
「まず、お部の使い方を決めましょう」
結さんはメモ帳を取りした。
私もノートをいた。
2階の斎だった部を、結さんの専用スペースにする。
隆之が子供の頃に使っていた部は、引き続き私の管理する所とする。
台所、浴、お洗いは共同で使う。
ただし、部へ入るは必ず相の承を得る。
私はうなずいた。
「それは切ね」
結さんも答えた。
「はい。私も勉に入ってこられると困るので」
次に、活を確認した。
私は朝6半頃に起きる。
結さんは授業や実習のによって起が変わる。
お呂は、基本に私が先に使う。
遅いに帰宅するは、いメッセージを送る。
ゴミしは、担当を決めて分担する。
事は原則として別々に用する。
私が作ったものを結さんへ分けるは、無理に緒にべる必はない。
結さんが自分で料理するも同じだ。
さんは確認した。
「賃は3万円で、費は使用状況を踏まえて別に定めるというご希望でしたね」
私はうなずいた。
「はい」
具体な負担方法については、双方が納得できるように相談した。
支払いや方法、退の取り扱いも決めた。
さんは、契約に必な類や事に確認すべき点を説した。
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私は、契約を急いでくのではなく、内容を持ち帰って読み直すをもらった。
そのに、娘の由紀にも相談した。
由紀は話で言った。
「お母さん、ちゃんとに入ってくれるがいるならだね」
私はうなずいた。
「相の学さんも、じのいいなの」
娘は続けた。
「でも、何かあったの連絡先は別に作っておいてね」
私はすぐに答えた。
「そうするつもりよ」
翌、私は域包括支援センターにも相談した。
緊急に誰へ連絡するか。
かかりつけ医の報をどこへ置くか。
普段の見守りをどう考えるか。
必なことを理した。
結さんに、介護をしてもらうつもりはない。
それは、初めからはっきり決めていた。
3回目の面談では、私から結さんへ尋ねた。
「ほかに、気になることはある?」
結さんはし考えた。
「試験、私が部にこもるが増えても丈夫でしょうか」
私は笑った。
「もちろん。勉するために京都へ来ているんでしょう」
結さんはした顔になった。
そして、の余へさくき加えた。
『困ったは、お互いに声をかける』
私はその言葉を読んだ。
相へ何でもしてもらうのではない。
困ったに、声をかけられる関係でいればいい。
私は結さんを見た。
「これ、いい言葉ね」
結さんは照れくさそうに笑った。
「祖母によく言われたんです。
言わないと分からないこともあるからって」
私はうなずいた。
「本当に、そのとおりね」
必な契約や確認を終え、私たちは11半ばからの入居を目指すことになった。
そのに、実際の活で困ることがないか確かめるため、10旬に期の試し滞をうことにした。
の2階に、久しぶりに誰かの活が始まろうとしていた。