"「2階は貸さない」と告げた母と、解約済みの息子夫婦" 第1話
私の返事を待たずに解約した
「お母さん、今のマンションは1031で退することになったから」
息子の隆之がそう言った、私は急須を持ったままけなくなった。
曜の午1過ぎ。京都京区にある私のの台所には、息子夫婦と学4の孫、陽菜が来ていた。
嫁の美穂さんが、テーブルにいた帳を指で押さえた。
「引っ越しは10最の曜を予定しています。荷物は業者さんにお願いするので、お母さんには陽菜の面倒を見ていただければ丈夫です」
私は急須を置いた。
「どこに引っ越すの?」
美穂さんはし驚いた顔をした。
「ここですよ。2階が空いているでしょう?」
隆之が笑って付け加えた。
「母さん、ひとりじゃが広すぎるって言ってたじゃないか。俺たちがめばだろ」
私は2の顔を見比べた。
「その話、初めて聞いたわ」
「だから今、話してるんだよ」
「でも、もうマンションを解約するって言ったでしょう」
隆之は湯のみを持ちげた。
「管理会社には連絡した。もう決めたことだから」
美穂さんが帳をめくった。
「浮いた賃は陽菜の塾代に回したいんです。10から授業を週4回に増やす申し込みもしました」
私は陽菜を見た。
陽菜は居で折りを折っていた。の話が聞こえているのか、々こちらを気にしている。
「塾は、誰が送り迎えするの?」
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美穂さんは迷いなく答えた。
「学が終わったらこちらへ帰らせます。夜8の迎えだけ、お母さんにお願いできれば」
「毎?」
「授業のあるですから、週4ですね」
隆之は当たりのように言った。
「母さん、夕方はにいるだろ?」
私は子に座った。
「曜は教があるの。朝は散歩にもるし、ほかにも用事はあるわ」
美穂さんは微笑んだ。
「はお昼でしょう? 夕方の迎えにはならないですよね」
「がなるかどうかだけの話ではないのよ」
隆之の眉がいた。
「何が満なの? 族が増えるんだぞ」
私は息をえた。
「私は、同居したいと言ったことはないわ」
美穂さんの笑顔が止まった。
「でも、お母さん……」
私は2へはっきり告げた。
「2階は、あなたたちには貸さないわ」
隆之は湯のみを置いた。
「本気で言ってるのか?」
「ええ」
「もう解約したんだぞ」
私は静かに答えた。
「それは、私に相談しないで決めたことでしょう」
美穂さんが帳を閉じた。
「お母さん。私たち、そんなに迷惑ですか?」
私は首を振った。
「遊びに来るのは歓迎しているわ。陽菜を預かることだって、都がえばんでする。でも、ここにむことと、毎の予定を引き受けることは別なの」
隆之は子を引いた。
「母さん、たいな」
私は答えなかった。
たいと言われても、まだ何も約束していない。
その私のを、息子夫婦はすでに居として数えていた。