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"義母を無償介護した3年、夫は私の名義で毎月15万円を受け取っていた" 第2話

あの、夫の修平は「施設なんて世体が悪い、美保は護師なんだからでられるだろう」と言い放った。 理恵もまた、「私には自分の庭があるし、子どもにおがかかるから無理」と涙ぐんで辞退した。 結局、私が病棟の師にをげ、夜勤の回数を6回から2回に減らし、空いたで義母の排泄介助や通院を担うことで妥協したのだ。

当どころか、夜勤当が削られた私の収は、以より取りで7万円く減っていた。 その穴埋めを誰かがしてくれたことなど、度もない。

「私、そんなお……1円も受け取ってない」

搾りすように答えると、理恵は嘲笑うように端を歪めた。

「まだそんな嘘つくの? 往際が悪いわね。証拠ならここにあるわよ」

理恵は乱暴にバッグからスマートフォンを取りし、画面を私の顔のに突きつけてきた。 かれていたのは、メガバンクのインターネットバンキングの取引履歴だった。

【振込】 タカハシ シユウヘイ 150,000円

付は毎25。 画面をスクロールしていく。 先も、先々も、半も、1も。 几帳面なまでに毎欠かさず、15万円という数字が並んでいた。

「これを見ても、まだシラを切るつもり? 兄さんの座に毎振り込んで、そこから美保さんに渡してるって、兄さんから毎連絡が来てたのよ。『美保が今も助かるって言ってた』って!」

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臓が、鐘のように打ち始めた。 全の血が逆流するような寒気。 理恵が振り込んでいた先は、夫、修平の個座。 そして、そのおは3、私の元には度も届いていなかった。

カチャリ、と背で微かな属音がした。 玄関のドアが、わずか数センチだけいていた。 ドアチェーンがかかった狭い隙から、夫の怯えたような目が覗いている。

「修平さん」

私が静かに呼びかけると、夫の線が激しく泳いだ。

「てきて。説して」

「……美保、お、何を騒いでるんだよ」

夫の声はかすれ、ひどく頼りなかった。

「理恵がね、毎万円をあなたに振り込んでたって言ってる。私の介護の当として。私、そんな話、度も聞いてない」

夫は喉をゴクリと鳴らし、ドアの隙から理恵を睨みつけた。

「理恵、お、なんで急に来るんだよ……美保、違うんだ。あれは、その……の活費として、俺が括で管理してただけで……」

「活費?」

私の声が、自分でも驚くほどくなった。

「このの費も費も、修平さんの料座から引き落とされた残りと、私の料から折半でしてたよね? それとは別に、毎万が入ってたの? 私が夜勤けで買いしにって、オムツや清拭剤がりない、誰のカードで買ってたとってたの?」

私は肩にかけていた仕事用のトートバッグから、分いクリアファイルを取りした。

には、この3に私が自腹でて替えた、ドラッグストアや医療材料の領収がびっしりとファイリングされている。 吸パッド、使い捨て袋、とろみ剤、通院のためのタクシー代。 その総額は、46万円を超えていた。

「これ、全部私の持ちしよ。何度も『今も介護用品で2万円持ちしになったから、精算して』ってレシート見せたよね? そのたびにあなた、『今は遣いが厳しいから勘弁してくれ』って言ったじゃない」

夫の顔から、さっと血の毛が引いていく。 ドアの隙から見える夫の額に、や汗が滲んでいた。

「それは……急な費もあったし、俺だってのローンを払ってるんだから……美保だってこのにんでるんだから、ってて当然だろ!」

苦し紛れの言い逃れ。 そのあまりの浅ましさに、りを通り越して目眩がした。

「ってるわけないでしょう! 私がいつしたの? 私がいつ、その万を受け取ったの?!」

私が歩踏みすと、夫は怯えたようにドアを閉めようとした。 だが、その、横から理恵が割って入った。 理恵の表には、まだ私に対するい猜疑が残っていた。

「ちょっと待ってよ。兄さんが誤魔化してるのは腹がつけど、美保さんが全くらなかったなんて、そんな都のいい話あるわけないじゃない。だって美保さん、サインしたでしょ」

理恵のからた言葉に、私はを止めた。

「サイン……?」

「毎、兄さんから受領の連絡と緒に送られてきてたのよ。

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