"百日祝いを門前払いされた娘に、24年後届いた祖母の手紙" 第12話
それらの文面とともに、親戚から父の個座へと流れたの記録。
学入学祝い、万円。 学入学支援、万円。 入学の特別援助、百万円。 学学の教育借入、百万円――。
「……計で、百万円」
先が弾きした数字を見て、母の唇がさく震えた。
「私、度だってそんな名目でおを頼んだことはありません。灯の制代も、修学旅の積も、全部パートのシフトを増やして、私の座から学に直接振り込んでいました」
母は通帳の束を取りし、テーブルに広げた。 そこには、千円単位で切り詰められた活費と、毎コツコツと積みてられた学費の引き落とし記録が、びっしりと刻まれていた。
「ええ、美紀さんの通帳記録と完全に矛盾しています」
先は静かに頷いた。
「父親は以にわたり、娘の学という節目を実にして、親戚から計画におを詐取していた能性が極めてい。親戚側も『母親が頑なだから直接確認するな』という言葉を信じ込まされ、疑う会を奪われていたわけです」
喉の奥が、ぎゅっと締め付けられる。 母が夜鍋をして針を通していたも、私が穴の空いたスニーカーを履き替えるのをしていたも。 父は親戚ので「娘をで支える派な父親」を演じ、何百万というを懐に収めていたのだ。
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「そして、問題は現形のこちらです」
先は、叔母から提供された『特別支援』のメモを指先で叩いた。
悪性リンパ腫。自費の免疫療法。休職に伴う活支援。 目標額、百万円。
「すでに節子さんたちの親戚から、計百万円が父親の座に着しています」
「先、私は絶対に病気なんかじゃありません」
私は、会社の健康保険組から発してもらった直回分の健康診断結果票を差しした。 すべての数値が正常を示す『異状なし』の文字。 血液検査の項目にも、何つの異常は見当たらない。
「当然です。これはらかな虚偽の事実に基づいた銭の求です」
先の目がたくった。
「灯さん、美紀さん。今すぐく必があります。寿宴の席でどうこうするに、これ以の被害拡をい止めなければなりません。まだ振り込んでいない親戚がいるはずです」
「はい。叔母の話では、残りの百万円は、来週の寿宴のに別の親族が分割で振り込むはずになっていると……」
「すぐにその親族の方々へ、弁護士名義で『確認』を送付します。灯さんが健康であり、そのような支援募集を切承諾していない事実を公に通し、送を直ちに止させます」
先は受話器を取り、節子叔母さんを通じて特定できた親戚の連絡先へと、際よくコンタクトを取り始めた。
寿宴で派に暴いてスカッとしたい、なんて幼稚な願望でち止まるわけにはいかない。 現実にいているを止めること。 これ以、私の名で騙される被害者をさないこと。 それが、の戦い方だった。
、事態は急激にきした。
先からの通が届いた親戚ので、猛烈な揺がったのだ。 当然だ。 「な姪のために」と信じて面しようとしていた百万円が、真っ赤な嘘だったのだから。
残りの送は、完全にストップした。
そして、節子叔母さんから私のスマートフォンに、驚くべき報が転送されてきた。 叔母がのりいを通じて、すでに振り込んでしまった百万円の方を追跡した結果だった。
父の座に着した百万円。 その全額が、着のわずかに、別の座へとからへ括送されていた。
送先の座名義――『佐久悠』。
そしてそののうちに、悠の座から、都内の消費者融と投資関連の債権回収会社へ、端数まで綺麗に消し込むようにして全額が振り込まれていた。
「……やっぱり、あいつの借だったのね」
画面を見つめる私の指先に、たいりがる。 病気の娘の治療費として親族から巻きげたを、そののうちに息子の投資の穴埋めに流し込む。 どこまで腐り果てれば、そんな真似ができるのだろう。
さらに、節子叔母さんはもうつのデータを送ってきてくれた。