"妻を追い出した翌朝、7枚のブラックカードが止まった" 第23話
私が彼に度の反論も許さず、圧倒な事実で彼を押し潰す。
「ええ。あなたが昨慰謝料ゼロで、着の着のままでから追いした底辺の女の本当の正体です」
『あ……ああ……!』
彼は怯えたような呻き声をあげ、に額を激しく擦り付けた。
彼がこれまでので築きげてきたと錯覚していたものが、全て砂のように指のからこぼれ落ちていく。
私が3わった苦痛など比較にならないほどの絶望が、彼をいへと引きずり込んでいくのが分かる。
私が彼にさらなる絶望を与える。
「あなたがすがりつきたいと願っていたあの義両親も、弁護士によって本宅から追いされることが確定しました」
達也は完全に言葉を失った。
「彼らもまた、の資産に寄して特権階級を気取っていただけの法占拠者です。あなたにはもう、逃げ帰る所も庇ってくれる族も残されてはいません」
『ああ……ああ……』
彼はただ獣のような呻き声をあげ続けることしかできない。
しかし、私の極温の粛清は彼を無文で孤独にするだけでは終わらない。
私が静かに告げる。
「あなたの会社への監査は、すでに完しています」
達也の肩がビクッときくねた。
「架空の取引先をでっちげ、会社の経費を正に引きしていた横領の全データが、今私の元にあります」
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『あ、ま、待ってくれ……!』
私は切のを交えず、氷のようなたさで言葉を紡ぐ。
「の麗華へ貢いでいた級ホテルの宿泊費、ブランドの鞄、そして宝類は、私があなたを信じて注入した資本を、あなたが背任為で盗みしたものです」
『ち、違うんだ!あれは会社の交際費として……!』
私が酷に宣告する。
「苦しい弁解なら、私のではなく警察の取り調べで分になさい」
話の向こうから狂乱したような泣き声が響き渡った。
『いや!やめてくれ!警察だけは勘弁してくれ!俺は、俺は悪気があったわけじゃないんだ!』
彼はついにプライドを完全に投げ捨てて、見苦しい命乞いを始めた。
『美桜!やり直そう!俺が悪かった!おが総帥なら、これからはずっと緒に……』
私の極温の声が、彼の泣き叫ぶ声をぴたりと止めた。
「黙りなさい」
私は彼を完全に見す。
「の資産に寄し、自分の実力だと錯覚して威張り散らした挙句、恩をゴミのように捨てた悪党。そんなに2度と私に触れる資格はありません」
『美桜!お願いだ!俺を見捨てないでくれ!』
私がそう言い放つと、横に控えていたが静かに歩にた。
「昨あなたと義両親は、私を笑いながら追いしましたね。今度はあなたが社会の最底辺へ制退させられる番です」
の持つ端末の画面には、達也のいる会社の現位置と、そこへ向かう警察両の位置報が表示されている。
の極めて事務な報告が、私の声を通して話の向こうの達也にもしっかりと届いた。
「総帥、すでに所轄の警察署へ刑事告訴状を提し、捜査員たちが現へ急しております」
『け、警察!?嫌だ!逮捕なんて絶対に嫌だ!』
達也は半狂乱になって絶叫し、をいつくばるようにしてもがき始めた。
『助けてくれ!母さん!父さん!誰か助けてくれ!』
彼は狂ったように周囲へ助けを求めるが、き交う々は気悪そうに彼を避けるだけだ。
彼が誇っていた権力も、財産も、も、そして族の絆すらも、今はもう何も残されていない。
両親もまたを追いされ、自分たちの借と破産に怯える獄の々を始めているのだ。
彼を助けてくれるなど、この世界のどこにもしないのだった。
私は極温の笑みを絶やさず、モニターに映る彼の惨めな姿をややかに見ろした。
「私の恩にあぐらをかき、自らの傲さで破滅を選んだあなたを、私は決して許しません」
『嫌だ!俺のセレブ活が!俺の実力だったのに!』
達也の絶叫が夜のに虚しく響き渡る。
私が静かに引導を渡す。
「あなたの実力など、最初から何つしませんでした。刑務所の底辺で、本当の貧困をわいなさい。さようなら」
そのだった。
モニターの映像ので、激しく滅する赤いパトランプのが達也のいるを照らしした。