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"全盲の義母が言い当てた味噌汁の色" 第10話

私は、の義母の事故のこと、自分が母をくした罪悪から介護に縛り付けられてきたこと、最の料理を巡る数々の異様な指摘、そして昨のゴミ袋とデリバリーのレシートの件、今朝の義母の逆ギレに至るまで、すべての経緯を洗いざらい打ちけた。

私の話を言もを挟まずに聞き終えた結は、く息を吐きし、ペンを置いた。 「……なるほどな。美玲のの苦しみ、よく分かったよ。それで、美玲はどうしたいんだ?」 「私は……お母さんが本当に目が見えないのかどうか、真実を確かめたい。そして、嘘をついて私を奴隷のようにこき使っていたのなら、決定な証拠を掴んで、この毛な関係を終わらせたいの」

私のい決を聞いた結は、腕を組んでし考え込む仕を見せた。 「証拠を掴みたい、か。美玲は何か具体な方法を考えてるのか?」 「義母の部に、防犯用と称して型の隠しカメラを設置したらどうかなってったんだけど……」

私の提案に、結は即座に首を横に振った。 「いや、その方法は絶対に勧められないな」 「えっ、どうして? 防犯のためって言えば……」 「隠しカメラの設置は、相の同がない、なプライバシー権の侵害に当たる能性が極めていんだ。民事裁判になった、法為として逆に訴えられたり、に入れた映像の証拠能力を否定されたりするリスクがある。

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証拠集めの段を違えると、被害者であるはずの美玲が法に利なに追い込まれかねない。もっと全で、確実に効な段を取るべきだ」

法なリスクを全く考慮していなかった自分の浅はかさに、私は恥ずかしくなった。 「じゃあ……私にできることって、何もないの?」 「いや、そんなことはないよ」 結はを乗りし、机ののスマートフォンを指差した。 「会話の録音だよ。対話の当事者の方が、相に無断で会話を録音する為――いわゆる秘密録音は、本の裁判実務において原則として違法とはされないんだ。相のプライバシーを当に侵害しない限り、裁判でも極めて力な証拠として認められる。美玲のスマホにもボイスレコーダーのアプリが入ってるだろ? これを使って、義母のから決定な矛盾を語らせるんだ」

結の理然としたアドバイスは、暗のでち往していた私の元を、鮮やかに照らししてくれた。 私たちはさらに綿密な計画を練りげ、私は決を胸に喫茶をにしたのだった。

翌、私は胸ポケットにスマートフォンの録音アプリを起させた状態で、再び義母のを訪れた。 「お母さん、しお話があるんです」 ちゃぶ台のに座る義母の向かいに腰をろす。義母は昨の逆ギレを引きずっているのか、仏頂面で顔を背けた。

「……何よ。また私をいじめるような言いがかりをつける気?」

「いいえ。あれから私、デリバリーの件について々と考えてみたんです」 私は努めて静な声を保ちながら、昨夜、レシートに記載されていた寿司とフレンチレストランに自ら話をかけて確認した事実を突きつけた。 「おに問いわせてみたんです。そしたらね、どちらのおも、『佐々かず子』と名乗る女性から、直接お話で注文を受けていたと証言してくださいました。このに、お母さん以の『かず子』さんはいませんよね?」

義母の肩がピクリとねがった。 「ず、随分と勝な真似をしてくれるのね……!」 「だって、お母さんが頼んでいないとおっしゃるなら、誰か見らぬが勝にこのに侵入して、お母さんの名を騙ってを受け取ってべていることになりますから。警察に通報しなきゃいけない事ですよ」 「な、何を袈裟なことを……! そんな棒みたいな奴、いるわけないでしょう!」 「でも、現実に級料理のゴミが捨てられていたんです。ですから私、お母さんのの全が配でたまらないんです」

私はわざとらしく配そうな声音を作り、結と練りげた最の罠を仕掛けた。 「玄関の鍵は私が毎しっかり施錠していますから、侵入される配はありません。

問題は……あの裏の『勝』です」

義母が息を呑む気配が伝わってきた。

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