"深夜2時、隣家の物置で赤ん坊を抱く4歳児" 第17話
「これからは、私たちがひなちゃんとメイちゃんを守る」
りんは、はっきりと言い切った。
「2とも、切な切な娘なの」
ひなは、驚いたようにりんを見た。
「娘?」
りんは、優しく頷いた。
「ひなちゃんは私たちの娘、メイちゃんも私たちの娘。2とも、同じくらい切なの」
ひなの目に、またしい涙が浮かんだ。
ひなは、確認するように聞いた。
「ひなとメイ、2ともここにいていいんですか?」
俺は、笑って答えた。
「いていいじゃない。いて欲しいんだ」
ひなは、ぎゅっと俺のにしがみついた。
ひなは、メイの方を見た。
「ひなね、メイとれたくないでしょ。メイがいないと、ひなきていけないでしょ」
俺は、力く約束した。
「れないよ。絶対にれない」
メイが、寝返りを打ってひなの方にを伸ばした。
そのは、まるで「お姉ちゃん、丈夫だよ」と言っているようだった。
ひなは、メイのさなを握った。
「メイ」
ひなは、メイの体を優しく抱きしめた。
2の姉妹は、ぴったりと寄り添っていた。
俺は、その姿を見て静かに言った。
「ひな、メイ。2は姉妹だ。そして、俺とりんの娘だ。この4が族なんだ」
りんも、同して言った。
「族は、緒にいるものなの。どんなことがあっても、れれにならない」
ひなは、その言葉を噛み締めるように繰り返した。
「族」
ひなは、俺たちを見げた。
「ひなたち、本当に族なんでしょ?」
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俺は、満面の笑みで頷いた。
「ああ、本当の族だ」
ひなは、ようやくからの笑顔を見せてくれた。
ひなは、りんを見て言った。
「パパ、ママ、ありがとうでしょ」
そして、俺を見た。
「ひなとメイを、族にしてくれて」
俺は、ひなのを撫でた。
「こっちこそありがとう。俺たちを、パパとママにしてくれて」
4で、ベッドので抱きった。
それは、本当に温かく、幸せなだった。
そのを境に、ひなの表は目に見えて柔らかくなっていった。
夜に悪を見て目を覚ますことも、たまにある。
でも、その度に俺たちが駆けつけて抱きしめると、ひなはすぐにしたように眠りについた。
ある夜、ひなが唐突に言った。
「パパ、ママ、ひなね。分かったでしょ」
俺は、議にって聞いた。
「何が?」
ひなは、得げに答えた。
「族っていうのは、緒じゃなきゃダメなんでしょ」
ひなは、指を折って数えた。
「ひなとメイ、パパとママ、みんな緒じゃなきゃ族じゃないんでしょ」
りんは、微笑んで頷いた。
「そうね。みんな緒じゃなきゃダメなのよ」
ひなは、く頷いた。
「うん。だから、ひなもうどこにもかないでしょ。ずっとここにいるでしょ」
その言葉が、俺には何よりも嬉しかった。
ひなが、ようやくこのをから自分の居所だとってくれたのだから。
それから、さらに数ヶが過ぎた。
季節はになり、緑荘の周りは瑞々しい緑で溢れていた。
ひなは、保育園で友達もたくさん増え、毎笑顔で帰ってくるようになった。
メイもににきくなり、今では「まんま」「ねんね」と簡単な言葉を発するようになっていた。
族としての々は、とても穏やかで幸せなものだった。
でも、俺とりんのには、まだ1つだけ形にしていない事なことがあった。
ある夜、子供たちが寝静まった、俺はリビングにいるりんに声をかけた。
「りんさん、しにませんか?」
りんは、計を見て議そうな顔をした。
「ですか?こんなに」
俺は、窓のを指差した。
「が綺麗だから」
りんは、し首を傾げたが、緒ににてくれた。
沿いのを並んで歩くと、空には満の空が広がっていた。
ザザーッという波の音だけが、静かに響いている。
りんは、夜空を見げて嘆した。
「本当に綺麗ですね」
俺は、歩みを止めた。
「りんさん」
俺は、りんのをしっかりと握った。
りんは、驚いて俺の顔を見た。
俺は、真剣な顔で言った。
「ひなとメイを引き取ってから、毎が幸せでした。でも、それは君がいたからです」
りんは、目を瞬かせた。
「蒼太さん」
俺は、言葉を続けた。
「君がいなかったら、俺は2を幸せにできなかった」
俺は、りんのこれまでのをい返した。
「君が美しい料理を作ってくれて、子供たちを優しく抱きしめてくれて、母親として接してくれたから、あの子たちは笑えるようになったんです」