"妻の手術翌朝、七通の解約通知" 第9話
お母様がパニックを起こして話をかけてくるたびに実へ駆けつけ、清さんの主治医の診断をもらいに学病院に半並び、毎の利用票に目を通し、事業所との連絡ノートをも欠かさずいて提されていたんです」
「……毎、来ていた?」
「当たりです。介護サービスはき物なんです。利用者の体状況は週で変わる。政の枠組みので、お母様が倒れないギリギリのラインを維持するために、真由美さんがどれだけをげて各事業所と調してきたか、ご男であるあなたはお分かりなんですか?」
言葉がなかった。
「今が利用分の最終確定でした。真由美さんからは事に『末に入院するかもしれないが、類は必ず持参する』と伺っていましたが、今朝までに類が届かず、ご本とも連絡が取れなかった。規約、私たちは待枠の最優先の方へ枠をお譲りせざるを得なかったんです」
「ですから、私が今から……」
「無理です」
坂井は徹に言い放った。
「度放された枠は、システム、即座に次の待者へ割り振られます。清さんの利用を再するには、主治医の最の報提供を再取得し、私が改めて実を訪問して課題分析(アセスメント)をい、ケアプラン原案を作成し、サービス担当者会議を招集して関係事業所の同を得なければなりません。
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最でも、週はかかります」
「週……?! 母で、週も親父の面倒を見ろと言うのか?! 母が倒れてしまう!」
わず声を荒らげた私に対し、坂井は微だにしなかった。
「ええ、倒れるでしょうね。だからこそ、真由美さんはご自のお腹を切る直まで、この枠を守ろうと必だったんじゃないですか」
を浴びせられたような静寂が、相談に落ちた。
「どうしても来週から預けたいとおっしゃるなら、全額自己負担の民のショートステイを自費で探されるしかありません。泊万円以、空きがあればの話ですが。どうされますか、神さん」
私は、乾いた喉をさせることしかできなかった。
ボールペンを握る指先が、恥辱で震えていた。
「……検討して、連絡します」
それだけを絞りし、私は逃げるように域包括支援センターをにした。
に戻り、荒い息を吐きながら額の汗を拭った。
(週……泊万……)
母が話で泣き叫んでいた理由が、ようやく体の芯に突き刺さってきた。真由美がやっていたのは、単なる「類の提」ではなかった。老いて崩壊していく族の常を、制度の隙に滑り込ませ、肉体とをすり減らして繋ぎ止めるという、途方もない交渉の連続だったのだ。
計は午を回っていた。
傷に浸っているはなかった。
私はすぐにをらせ、次は息子の通う区桜丘学へと向かった。
正のインターホンを押し、「徒の父親ですが、緊急引き渡しカードの続きで来ました」と告げると、審者を警戒するようなを置いてから解錠された。
スリッパに履き替え、職員へ向かう。すれ違う徒たちが「こんにちは」と会釈をしてくるが、今の私にはそれに応える余裕すらない。
応接スペースで迎えてくれたのは、息子の健太の学主任を務める代の男性教諭だった。
「健太君のお父様ですね。お忙しいわざわざ……」
「ええ、度の徒引き渡しカードの件です。今朝、登録解除の通が届きまして。妻が入院しているため、父親である私が直接登録に伺いました」
私は運転免許証を財布から取りし、テーブルのに提示した。会社の分証も添える。流企業の部であるという証が、公学の現で通用しないはずがないという浅ましい期待があった。
だが、学主任は類の束をめくりながら、困惑したように眉をげた。
「お父様、変恐縮なのですが……本の全管理マニュアルでは、引き渡し対象者の追加・更には、徒と同居していることが確認できる民票の原本、および保護者実印の押印が必となっております」
「民票? 私が父親本であることは、この免許証の所で証できるでしょう」
「免許証では、世帯主と徒の続柄、および現の同居実態までは公に担保できません。